「早指しでいっぱい指すべき」

「少ない対局でじっくり考えるかべき」

 

この疑問をお持ちの方はかなり多いでしょう。

今回は早指し対局と長い対局で得られるものを紹介しながら、

その答えをお教えしようと思います!

 

早指しで得られるもの

 

まず早指しで得られるものは以下の二つです。

 

  1. 瞬発力

  2. 直観力

 

瞬発力

 

瞬発力は鍛えると対局中の思考速度が上がります。

 

人は変に考えすぎると思考が煮詰まってしまうものです。

(そういう時は大体同じ手しか読めていません)

なので早指し対局で「同じ手を必要以上に考えすぎない」

そして「指すスピードを意識的に上げる」

 

この作業を繰り返していくと、脳が緊張感を持ち次第に思考速度は上がりますよ。

凝り固まった脳をほぐしていくような感覚ですかね。

級のうちから早指しを心がけておくと、

初段になる頃には「1秒間に5手」読めるようになります。

 

それだけ読めれば、普通の人が1秒間に1手読めても5倍の計算ですから、

確実に局面を優位に進めることができますよ。

 

ただ、早指しと言っても「持ち時間無制限で早く指す」というのはオススメしません。

それは今後、持ち時間の管理をしながら対局するスキルも必要になってくるからです。

昔とは違って現在の大会、道場ではほとんどの対局でチェスクロックが使われています。

そういった流れに対応するためにも持ち時間ありの対局に慣れておく必要があるでしょう。

 

早指しの持ち時間は、級位者なら15分以下が良いかと思います。

 

いくら早指しと言っても「時間に追われて考えもしない手を指してしまった」

という状況になっては本末転倒です。なので15分以下と設定しました。

最初は『将棋倶楽部24』なら15分60秒、『将棋ウォーズ』なら10分切れ負け

から始めるのが良いでしょう。

 

有段者は秒読み対局が良いですね。

30秒以内でも自分の実力を発揮できるレベルになるまで頑張ってください。

 

 

さて、少々話はずれましたが、ここまで瞬発力の話をしてきました。

しかし、時に瞬発力だけでは対応できないこともあるんです。

もし「1秒間に30手」読めるようになったとして、それがすべて間違っていたら・・・

そう、読みには正確性が求められるのです。

そこで大事になってくるのが、次の直観力

 

 

直観力

 

将棋において直観力は欠かせないものです。

まず直観力とは何か。

 

将棋の言う、直観力は局面を見てすぐに最善手を思いつく力です。

最初から最善が見えていれば、無駄な読みを省くことができますよね。

 

これは経験がものを言います。どれだけ成功体験、失敗体験をしたかですね。

特に級位者の方はまだ脳内の引き出しが少ないので、

早指しでたくさん指し、いろんな手を蓄えてください。

そうしていくうちに指し手は洗練されていき、

有段者のような良い手がパッと見えるようになります!

 

 

すでに有段者の方には長い対局を推奨します。(理由は後述)

しかし早指し対局は続けてください。

直観力は毎日鍛えていないと衰えてしまいます。

 

たとえるならダイエットですね。

毎日の筋トレ、食事制限で10キロ痩せても、

そこから一か月も放置すれば元の状態に戻ってしまいます。

 

 

早指しなら『将棋倶楽部24』、『将棋ウォーズ』、がありますので積極的に利用してください!

 

長い対局で得られるもの

 

これまでの経験で、ある程度強い手が指せるようになったら、

長い対局にも挑戦してみましょう。そうすれば読みの力が身に付きます。

有段者は強い手を熟知していると思うので、今度は読みを鍛えた方が良いですね。

 

読みには2パターンあるので一つずつ見ていきましょう。

 

 

ロジカルシンキング

 

ロジカルシンキングの代表的な手法には

演繹法、帰納法、弁証法があります。将棋で使うのは主に弁証法ですね。

 

難しそうだな、と思われるかもしれませんが将棋のロジカルシンキングは至って単純。

「自分の指したい手と相手の指したい手を考えながら指す」

 

問題で見た方が早いですかね。

 

例えばこんな局面。

ここで先手は▲4三歩と打てば確実に金が取れます。

ですがそう指すと、△7九飛と打たれて▲5九歩の受ける一歩がありません。

以下、▲4二歩成△4九竜で先手一手負けです。

 

  • ▲4三歩で金を取りたい
  • 相手の狙い△7九飛に▲5九歩と受けたい

 

この相反する指し手を上手く組み合わせれば、

▲1五歩△同歩▲4三歩(第1図)という手順を思いつくことができます。

 

 

今度、△7九飛には▲1五香△同金▲5九歩と受けることができます。

 

長い対局でしっかり考える、そうすることで

誰でもこのように理論立てて考える力が身に付くんです。

 

長い対局と反対に、早指し対局は持ち時間が少ないので、

どうしても自分勝手な手ばかり指してしまいますよね。

将棋には相手もいるので、状況判断をしながらじっくり読みを進めていく力も必要ですよ。

 

 

 

先読み

 

ロジカルシンキングと似ているようで異なります。

先読みは相手の手を含め数十手以上読む力のことです。

 

53手目の候補手、

A手に候補手B1手、B2手、

B1手に候補手C1手、C2手、C3手

 

 

と、このように将棋の指し手は分岐が多く、

形勢を損なわないよう一つ一つ丁寧に読み進めなければいけません。

プロ棋士の場合、ひとつの局面で100手以上考えることもあるんですよ。

 

ただ。これはロジカルシンキングができるようになってから訓練してください。

闇雲に読んでいても「勝手読み」と言って、質の悪い読みになってしまいます。

 

先読み力のコツ

 

先読み力を鍛えようと、いきなりたくさんの手を読むのは無理だと思います。

そういう時に実践してほしいのが、消去法。

 

【消去法】

 

これはダメそうだな、という手から省いていってください。

そうして最終的に残った手を本線に検討していきます。

時間はかかりますが、確実に正しい読みができますよ。

これはあの羽生善治先生も推奨している方法です。

 

消去法を使って先読み力を鍛えましょう!

 

まとめ

 

 

  • 級位者は早指しでたくさん指し、経験を積む。
  • 有段者はその経験を生かして指し手、読みの質を上げる。

 

この二つを意識していただければと思います。

普通の方ならこれで強くなるでしょう。

 

しかし中には瞬発力に秀でている人、読みの力に秀でている人がいます。

そういう方は自分の長所を生かす方針でやってみてください。

壁にぶち当たったら、そこで早指し対局or長い対局に切り替えれば問題ありません。

 

もし、それでも強くなれないという方はこちらの記事を読んでみてください。
将棋が強くならない人の特徴

 

ちなみに私は長い対局7割、短い対局3割で指していますね。

(長い対局は15分~1時間。短い将棋は5分未満と定義したとき)

 

 

参考になれば嬉しいです。

みなさんが強くなれるよう、応援しています(^^)

 

以上、早指し対局と長い対局で得られるもの、でした!

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