あなたの好きな囲いは何でしょうか?

 

中住まいやミレニアム、銀冠など様々な囲いがありますね。

 

でも実はその中に実力の上がりやすい囲いがあるんです!

 

今回は将棋歴10年の私が厳選した3つの囲いをランキング形式でご紹介します。

 

囲い別に鍛えられる部分も詳しく解説していくのでぜひ見てください!

 

 

1位

 

 

矢倉

第1位は矢倉!

矢倉はほぼすべての囲いの基本です。

角換わりでも相掛かりでも部分的ではありますが、

矢倉の形を使いますよね。

 

手数のかかる割に上からも横からも弱いので固い囲いとは言い難いですが、

だからこそ使いこなすことができれば相当に強くなれます。

 

特に受けが強くなりますね。

相手から△6九銀や△8六桂など強烈な攻めを食らいますが、

それをしのぐ力を身に付けることによって大抵の攻めに対応できるようになります。

それに矢倉は詰めろがかかりやすいので終盤戦の速度計算がしやすいですね。

そしてその速度計算をすることで、

『ロジカルシンキング』『先読み』という二つの読みの力が鍛えられます。

 

読みの力についてはこちらの記事でより詳しく紹介しているので、もし良ければご参照ください。
早指し対局と長い対局で得られるもの

 

振り飛車党でも「居飛車は指せないけど、矢倉だけは指す」という方もいます。

プロ棋士は特にそういう方が多いですね。

 

矢倉は横からの攻めにかなり弱いので、振り飛車には相性が悪いです。

なので指すなら対居飛車の方が良いでしょう。

居飛車で指したい戦法が特にないな、という方には矢倉をオススメしています。

『矢倉は終わったんでしょう?』とお思いの方はご安心ください。

矢倉は完全復活しています。

 

現代矢倉についてまとめた記事があるのでこちらを参照してください。
現代矢倉の徹底解説!なぜ矢倉は復活したのか?

 

 

2位

 

 

美濃

 

左美濃

 

2位は美濃でした!

美濃は将棋の囲いの中でも超がつくほど美しい囲いです。

 

上から攻められなければ固いので一気に攻めることができますし、

持久戦になればさらに美しい銀冠にすることもできます。

 

横からの攻めに強いので振り飛車相手に使うことがほとんどでしたが、

最近はvs雁木にも使われることも増えてきて汎用性は高まっています。

 

左美濃VS雁木

 

この局面は少し古い形ですが、実戦例は多いです。

(現在は▲3五歩と突き捨ててから銀を出る将棋が流行っている)

相居飛車の場合、▲7九玉のポジションが意外にも遠く固いんですよね。

 

 

 

3位

 

第3位は穴熊です!一番勝ちやすい戦法ですね。

でもなぜ1位ではないのか。

 

それは『受けが強くならない』からです。

 

振り飛車穴熊

 

居飛車穴熊

 

 

穴熊は固いです。その分攻めに集中できるので、

とにかく攻めを鍛えたい場合は穴熊に組むべきでしょう。

ですが、受けはどうでしょう?

穴熊を指していればわかると思いますが、受けることはあまりありませんよね。

あったとしても金や銀をベタベタと打ち付けるくらい。

 

速度計算の練習にはなりますが、

正直、受けの勉強になるとは思えません。

 

私の担当している将棋教室に、

「全対局居飛車穴熊」をモットーに指し続けきた方がいるのですが、

その方は穴熊封じをされると受けが苦手なのか、すぐ負けてしまうんです。

 

私はその方に、

「どんな穴熊封じにも勝てる秘策を用意するか、穴熊をやめて他の囲いで受けを鍛えた方が良いです」

と告げたところ、

 

それからしばらく悩み、その方は「色んな形を経験してみたい」と穴熊をやめる決心をしました。

現在は美濃に切り替え、受けを鍛えています。

その成果が出たのか、今年の2月の地点では成績は上がっていました。

 

穴熊が悪い作戦というわけではありません。

攻撃力が確実にアップするのでむしろ積極的に使ってほしいです。

ただ先ほどの方のように「すべて穴熊」で指そうとすると、

攻撃力、防御力などといったパラメータが偏ってしまうので、

できれば他の囲いと併用して頂きたいなと思います。

 

まとめ

 

最近はミレニアムやelmo囲いなど流行っていますが、

そうした囲いを十八番にすることはあまりオススメしていません。

というのも、扱いの難しい囲いなんですよね。

 

例えば、ミレニアムですと右銀の処理に困って作戦負けになりやすいですし、

elmo囲いは自玉の距離感(あと何手で自玉が詰むか)が

掴みづらいので終盤の速度計算がしづらいです。

 

勝てるならどんどん使ってほしいですが、もし負けが続くようなら、

矢倉や美濃、穴熊で基礎的感覚を身に付けることを急ぐべきだと思います。

 

以上、将棋の強くなる囲いでした!

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