将棋を指す上でマナーは必須ですよね。

マナーがなければお互い将棋を楽しむことができません。

あなたは将棋のマナーをどれだけ知っていますか?

 

普段あなたがマナーを心がけているつもりでも

まだまだなっていないところがあるかもしれません。

今回は全棋力の方に、

確認もかねて改めて将棋のマナーを覚えていただきます!

 

守っていない方が多いマナーをランキング別で紹介していきますので、

もし心当たりがあれば今後直すようにしてくださいね。

マナーを守り、気持ちよく将棋を指しましょう!

対局前のマナー違反

 

1位 挨拶をしない

 

基本中の基本ですが、挨拶ができていない方は結構います。

頭を下げるだけだったり、声が小さすぎて聞こえなかったり…。

私が見るかぎり、10人に3人くらいは挨拶ができていないです。

挨拶ができない人は当たり前ですが、人間性を疑われますよね。

 

「お願いします」

言う言葉はたったこれだけです。

それだけで対局中の空気がだいぶ変わります。

挨拶はしっかりするようにしましょう。

 

 

2位 下位者が勝手に準備を行う

 

対局開始までの準備は上位者(年上、同い年の場合は上級者)が行います。

下位者から駒箱を開けたり、駒を並べ始める行為は

将棋界では失礼なこととされています。

 

対局開始までの流れを説明すると、

 

自分と相手が席に座ったら、

1 上位者が駒箱を開け、「王」を並べる。

2 下位者は、上位者が王を並べ終わったことを確認してから「玉」を並べる。

3 そうして上位者、下位者の順に最後まで駒を並べていく。

(並べる際は大橋流か伊藤流で)

4 駒をすべて並べ終わったら、上位者は駒箱を閉める。

5 上位者の準備が整い次第、挨拶をして対局開始。

 

このようになります。

 

振り駒をする場合も上位者が行います。振り駒は5枚で行いましょう。

 

3位 上座、下座関係なく座る

 

会社に勤めていらっしゃる方はおわかりかと思いますが、

上座、下座は非常に大切です。

もし自分より年下の人間が上座でどっしり構えていたら

困惑or激怒してしまいますよね?

 

上座は入口から遠い席を指します。逆に下座は入口に近い席を指します。

相手が上位者なら上座に座ってもらうよう、誘導しましょう。

 

余談ですが、棋士、女流棋士の対局では

上座、下座の譲り合いがよく起こるんです!

その譲り合いで対局開始時間が遅れることも・・・(笑)

そのくらい大事なマナーなのでお忘れなきよう。

 

対局中のマナー違反

 

1位 貧乏ゆすり

 

やっている本人たちは無意識かもしれませんが、

結構な割合で対局中に貧乏ゆすりをしている方はいます。

5人に1人くらいですね。

 

誰もが一度は対局相手に貧乏ゆすりをされて

イライラした経験があると思います。

無理に対局相手を注意する必要はありませんが、

自分がやって対局相手を怒らせないようにしましょう。

 

 

2位 待ったをしない

 

待ったとは駒を持って着手したあと、

再び駒を持って指し手を変更することを指しますが、非常にマナーが悪いです。

プロ棋士、女流棋士、奨励会員が待ったをすると反則負けになります。

 

アマチュア大会などでも反則負けになる可能性が高いです。

一応、駒を持って指しても

「手を離さなければ反則負けにはならない」というルールはありますが、

それでも失礼極まりない行為なので、

一度駒を持ったら手を変更せず指すようにしましょう。

 

3位 対局中のおしゃべり(大声)

 

仲の良い人と対局するとき、つい対局中におしゃべりしちゃいますよね。

声量を抑えて話しているなら全く問題ないのですが、

部屋に響くほどの大声で話すのは流石にマナー違反です。

 

もし自分が集中しているときに誰かが大声で話していたら嫌ですよね。

はたから見てもみっともないです。

そもそも将棋は会話しながら指すものでもないですしね。

公式戦で会話しながら指す棋士なんて見たこともありません。

 

対局中はお静かにお願いします。

感想戦も、近くで対局が行われている場合は静かに行うようにしましょう。

 

4位 駒の位置が乱れている

 

駒は必ず、マス目の中に置くようにしてください。

もし何かの拍子に駒がずれたとき、上級者なら駒を元の配置に戻すことができますが

初心者同士の対局だった場合、

元の場所に戻せず対局が続行できなくなくなる可能性があります。

 

それに「駒の乱れは心の乱れ」という将棋の格言にあるように

駒が斜めっていたりすると、その人の印象もあまり良いものではなくなってしまいます。

棋士のようにきれいに駒を置く、ずれていたら正す。

これを常に意識してください。

 

5位 取った駒をグチャグチャに置く

 

取った駒を雑に置く方、結構います。

持ち駒は相手も見る場所なので、

自分にも相手にも見やすいよう、駒の種類を分けて並べましょう。

持ち駒が3枚以上になったら

「歩と他の駒」で上下に分ける(上下どちらが歩でもOK)のが一般的です。

 

あと稀ですが、駒を手に持ったまま隠している方がいます。

何を持っているかわからなくさせて勝とうという魂胆なのか知りませんが、

各種、駒の枚数を数えれば簡単に何を持っているかわかりますし、

そういうことをする方は大抵棋力が上がらないのでやめた方が良いでしょう。

 

6位 空打ち

 

空打ちは一度、駒を自陣で叩きつけてから着手することを指します。

駒に勢いをつけるため、ついやってしまいがちな空打ちですが、

単純に盤と駒を傷つけてしまうのと相手を驚かせてしまうのとで

お世辞にも良い行為とは言えません。

心当たりのある方は気を付けてください。

 

7位 無言で離席

 

これもよくあります。

相手としてはいきなり目の前の人がいなくなったら驚きますよね。

単純に言うのが面倒、ということなのでしょうが、

学校の授業中、会社の会議中にも同じことができますか?

 

お手洗いなど、席を立つ際は「失礼します」の一言を。

そして戻ってくる際も「失礼しました」の一言をお願いします。

 

対局後のマナー違反

 

1位 挨拶をしない

 

投了する場合は「負けました」

投了された場合は「ありがとうございました」

これも言えない方、言っても聞こえない方がたくさんいます。

先ほども言いましたが、挨拶は人間の基本なのでしっかりしてください。

 

2位 感想戦をしない

 

感想戦をせず対局後にすぐ去ってしまう方は結構います。

初心者同士なら対局の内容もあまり覚えていないでしょうし、致し方ありません。

ですが上級者にもなって感想戦をしないのは少々いただけませんね。

特に勝った喜び、負けた悔しさなどといった

一時的な感情に身を任せて感想戦をしないのは重度のマナー違反です。

 

この行為は「即去り」と呼ばれていますが、

「即去り」をしてしまうと今後あなたと対局しようという方がいなくなってしまいます。

 

 

それに、感想戦には強くなる要素がいっぱい詰まっているんですよ!

感想戦で強くなる方法は過去に書いているのでこちらを参考にしてください。

将棋が本当に強くなる8つの勉強法

2ページ目の「形勢判断」が該当箇所になります。

 

過去記事に書いたところに注意しながら感想戦をすれば今よりもっと強くなれますよ!

相手が「即去り」をしないかぎり、感想戦は必ずするようにしてください。

 

3位 感情を全面に出す

 

どうしても将棋は勝ち負けがあるので感情をあらわにしてしまう方はいます。

嬉しさのあまり声が昂ってしまったり、悔しさのあまり声を荒げてしまったり。

でもそういう方ってマナーがなってない以前に強くならないと思うんです。

 

最近は泣けば強くなるという風潮が強まりました。

そして実際そういうお子さんは増えました。

ですが泣いて本当に強くなりますか?

 

皆さんすでにお気づきかと思いますが、

泣く行為そのものに強くなる要素はありません。

 

泣けば強くなる。

私が思うに、その言葉の真意は「泣きたくなるほどの悔しさを持て」

ということではないでしょうか。

 

私は将棋を始めてから10年が経ちますが、負けて泣いたことは一度もありません。

でもなぜ現在までこうして将棋を続けられているかというと、

それは負けて悔しいという気持ちを、対局の分析や反省の時間に費やしたからです。

 

感情は人にぶつけるものではありません。将棋にぶつけるものです。

対局相手はわざわざ時間を割いてあなたと対局してくれているわけですから、

むしろ感謝しながら指すようにしてください。

 

観戦中のマナー違反

 

1位 助言

 

これだけはしてはいけません。マナー違反というより反則ですよね(笑)

当然指し手を指摘する行為はアウトですが、

そのほか対局者の近くで駒の名前を言う行為(ヒントになる行為)や

離席中の対局者に「相手が指したよ」と言う行為もアウトですよ!

 

あくまでも観るだけ。言葉を発しないよう気を付けましょう。

 

2位 対局者に近すぎる

 

もしあなたの好きな棋士が目の前で対局をしていたら、どの位置から観戦しますか?

 

 

正しい距離は椅子or座布団3つ分離れた場所です。

それ以上遠いと盤が見えませんし、

それ以上近いと対局者の視線に入ってしまいます。

 

対局観戦する姿勢は素晴らしいですが、

あまりに近いと対局の邪魔になりますので気を付けてくださいね。

その他のマナー違反

 

王手を言う

 

初心者同士の対局なら良いのですが、

ある程度指し慣れてきたら王手は言わなくて大丈夫です。

棋士が「王手っ!」と言っているところを

見たことありますでしょうか?(^^;

 

むしろ王手を言うと「鬱陶しい」、「初心者なのかな?」

そう思われてしまう可能性があるので、

それが嫌な方は王手を言わないようにしましょう。

 

 

反則をしてもなかなか投了しない

 

二歩や二手指しなどの反則をしたとき、すぐに手を戻して

反則を逃れようとする方がいますが、非常にみっともないですし相手に失礼です。

 

仮にそれで反則を逃れて勝っても嬉しくないと思います。

指した手を離さなければギリギリ反則負けにはなりませんが、

「これは指した!」、「指してない!」のトラブルになりかねないので、

もし反則の手を指してしまったときは潔く負けを認めましょう。

 

大駒不成

 

たまに3手目▲2二角不成と指す方がいますが、

ものすごく失礼なので(煽り行為とみなす方もいます)やめた方が良いでしょう。

まあこの記事を見てくれている方は大丈夫だと思います(笑)。

 

全駒

 

これもたまにいますよね。

大駒不成と同様、失礼極まりない行為なのでやめた方が良いでしょう。

 

もしあなたが全駒できそうな局面に遭遇しても、

頃合いを見計らって寄せにいってください。

全駒は特に人としての信用を失いかねない危険な行為なので絶対にしないでくださいね。

 

まとめ

 

  • 挨拶はしっかり
  • 上位者が準備・片付けを行う
  • 感情を全面に出さない
  • 観戦中もマナーを守る
  • 人を煽るような手は指さない

 

マナーが全くなっていない方は残念ですが、将棋を指す資格がありません。

礼儀があってこその将棋ですから。

皆さんの見ている将棋のプロは礼儀のプロでもあります。

 

今回ここまで読んで頂いた方には将棋のプロはもちろんですが、

礼儀のプロを目指してほしいです。

礼儀のプロになれば、どこで誰と指しても楽しく将棋が指せると思うので。

もしこの記事で新たに知ったマナーや改善すべきマナーがありましたら

すぐに実践してください!

 

両者の笑顔あふれる対局が見れるよう、祈っています!

 

 

以上、将棋のマナー違反一覧でした!

 

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