あなたは駒を正しく使えていますか?

もしかして遊び駒を作ったりしていませんか?

 

今回は駒落ちの棋譜を使って、

駒の正しい使い方を学んでいきましょう。

八枚落ち、六枚落ち、二枚落ちから各1問、出題しますので

すべて解いてくださいね。

 

駒落ちは上手より下手の方が駒が多いわけですから、

すべての駒を上手く使えれば100%勝てますよ!

 

この記事の対象者は10級~1級です。

 

 

八枚落ち

 

まずは八枚落ちから。

この局面です。

 

 

▲1七香~▲1八飛と端攻めの形から竜を作った局面です。

ですが、それだけで満足していたら将棋は勝てません。

よく「竜で王手していればいつか詰む」と思っていらっしゃる方がいますが、

玉の周りには守りの金が2枚いるのでそう簡単にはいきませんよ。

 

八枚落ちは王手より守りの金をはがした方が早く詰みます。

 

さて局面に話を戻しましょう。

現状は竜ができていますが、まだ攻め駒が足りない状況です。

ここで使えていない駒はなんですか?

 

 

 

▲2一の成香と▲8八の角ですね。

ではまず▲2一の成香から見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは▲3一成香と指すのが正解です。

 

 

これで次に▲3二成香から金と交換を挑むことができます。

 

以下、このような局面になったとしましょう。

 

 

さてどうしましょうか?

成香は上手く使えていますが、まだ決め手に欠けます。

今度は▲8八角を使いたいですね。

△5五歩で利きが止まっているので、ここを何とか突破したいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは▲5六歩が正解。

以下、△同歩▲3三角成で、

攻め駒不足は解消されたと言っていいでしょう。

 

 

次に▲3二竜から▲4三成香を狙えば、

上手の金が取れるので勝ちは目前です!

 

ただ、一つ気を付けてほしいのが、この▲4八銀を指していないと

△5七歩成でと金を作られてしまうという点です。

基本的に八枚落ちは▲4八銀or▲5八金右or▲6八銀で

玉を守っておけば負けることはありません。

これは意外にも大事なことなので覚えておいてください。

 

 

八枚落ち編は成香と角を使えるかがポイントでした。

 

 

 

六枚落ち

 

次はこちらの局面です。

 

 

下手の角は取られて、その角で飛車取りをかけられています。

 

六枚落ちは大駒二枚が取られると負ける確率が一気に上がります。

なので決め時以外はできるだけ上手に大駒は渡さない方が良いです。

この局面は下手の角と上手の金銀の交換(二枚換え)なので

まだ優勢を保てていますが、ここで間違えると一気に負けが近づきます。

 

とりあえず飛車を取られないよう、逃げる手から考えましょう。

 

候補手は▲2六飛、▲1七飛、▲3七飛。

答えはこの中にあるのですが、このうち二つは負けです。

 

どれが正解でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は▲3七飛!

 

 

飛は取られてしまいますが、▲同桂で飛車角交換。

実はこれが大きいのです。

あまり働いていない飛車と上手の攻撃の要である馬が交換、

おまけに桂まで使えるようになり、下手大優勢です!

次に▲4五桂や▲5一角(△同玉は▲5二金で詰み)が

あるので攻めに困ることはないでしょう。

 

▲3七飛のところで▲2六飛は△3五銀、

▲1七飛は△2九馬で飛車が一生使えないので

やはり▲3七飛しかありませんね。

 

二枚落ち

 

 

最後はこの局面。一見、すべての駒が躍動していそうですが、

使えていない駒が二つあります。

さて、それをどうやって活用しましょう?

 

両方いっぺんに使える好手順がありますよ!

 

3級~1級の方はノーヒントで、

10級~4級の方はスクロールしてヒントを見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒント

【使えていないのは飛車と角】

【二つの活動領域を広げる】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は▲4五歩△同歩▲5五歩△同歩▲7五歩△同歩▲8六飛!

 

 

▲8六飛に△7二金とすれば飛車成りは受かりますが、

今度は▲5五角と出れるので下手優勢ですね!

手順は長いですが、飛車が活用できる場所を考えれば解ける問題でした。

 

最後に

 

級位者のうちはなかなか駒を上手に使えないものです。

でもそんなときは盤面全体を見てください。

そして「この駒は今、こういう働きをしていて」と

一つ一つ意味づけしていきましょう。

 

すると必ず、その位置に適していない駒が見つかるはずです。

それと同時に「あと一押し足りないのはこの駒が使えていないからか」

などという発見もできるようになるはずです。

 

強い人の将棋には無駄な駒がありません。

棋士の先生の将棋を見る際は、

それぞれの駒がどのような意味を持っているか意識して見てください。

 

駒を上手く使えるようになれば有段も見えてきますよ!

 

以上、【駒落ちから学ぶ】駒の正しい使い方でした!

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