「将棋倶楽部24でなかなか点数が上がらない」、
「むしろ、点数が下がってきた……」
なんてことありませんか?
今回は小学生時代にレーティングを2000点以上上げた私が、
24で勝つコツを伝授したいと思います!
ながら将棋をしない
将棋倶楽部24はパソコン、スマホ一台で簡単に対局できてしまうため、
つい音楽を聴きながら、動画を見ながら、本を読みながらと
別の作業をしながら対局してしまいます。
そうすると集中力が下がり指し手の質が悪くなるんですよね。(経験済み)
なので本気で点数を上げたい、という方は将棋一本に集中してみましょう。
静かな環境だと集中できない、という方は歌詞なしの曲(クラシックやカフェ用BGMなど)
を流してみてください。歌詞がなければ対局には影響しません。
点数が上の人と対局する
将棋倶楽部24のレーティング戦、実は点数差によって勝った時にもらえる点数差が変わります。
通常、相手と0点差~12点差の場合、勝てば+16点、負けたら-16点です。
しかしこれが363点以上、上の方と対戦した場合、勝てば+31点、負けても-1点になるんです。
0点差の相手に一回負けるのと、363点以上離れた相手と16回負けるのは
どちらも-16点ですから、どう考えても後者の方が良いですよね。
しかもその間に一発でも入れば点数はかなり上がります。
時間はかかるでしょうが、確実に上がる方法です。
ですが24は300点以上、下の人とは指したくないという方が多いので、
100点~200点上の方に挑戦してみるのが良いでしょう。
勝てば20点、負けても-10点ほどです。
常に冷静に
将棋倶楽部24は道場などと違い、負けると点数を失います。
そういうシステムなので、負け続けると段位が下がってしまうことがあるんです。
そのせいでやけになり、何十局も指してしまった。そして結果的にもっと点数が下がった。
という方もいるのではないでしょうか。
私も昔はそのタイプの人間だったので、全く点数が上がりませんでした。
こういうときにどうすればいいか。対処法は一つです。
休憩してください。
もちろん負けて悔しいからすぐ次を指してやろうという気持ちはわかるのですが、
苛立っている状態で将棋をやっても身につきません。
感情をコントロールするのも強くなる秘訣ですよ。
指す戦法を固定する
これも大事ですね。
たまに「対局ごとに戦法を変えています」という方をお見掛けしますが、
個人的に勝ちづらいと思いますね。
私はRPG好きなのでそれで例えると、
レベル1の戦士がレベルを上げずに魔法使いや僧侶に転職するより、
戦士のままレベル10になった方が強いですよね。
確かにどんどん転職した方が呪文は多く使えますが、
どれも威力が弱く、おそらく器用貧乏になってしまうと思うんです。
なので好きな戦法が決まったらそれで固定した方が良いです。
私がアマだった頃は先手なら矢倉、後手なら横歩取りと決めて指していました。
もちろん、先手後手ともに同じ戦法というのもありですよ。
点数の目安
3000点~2700点=プロ、奨励会有段者、アマチュア強豪
2600点~2300点=奨励会級位者、アマ四段以上、
2200点~1800点=アマ三段
1700点~1300点=アマ二段
1200点~800点=アマ初段
700点~=級位者(ちなみに私は400点から24を始めました)
級位者はネット対局の向き不向きで
かなり点数差があるので敢えて基準は設けませんでした。
級の方はまず1000点を目指してほしいです。そこまで行けば確実に初段の力はあるので。
有段の方はまず2300点を目指してほしいですね。特に奨励会やアマ大会優勝を目指している方。
2300点あれば四段の中でも強い方です。
そして2500点以上あれば奨励会合格確定ライン、アマ大会も県代表が視野に入ってくるレベルですよ。
でもあくまで目安です。
奨励会有段で2500点の方も普通にいますし、アマ三段で1000点という方もいます。
なので、「○○点ないから自分は弱いんだ」など卑下なさらないでくださいね。
選ぶべき持ち時間
こちらは段級によって選ぶ時間は変わってくるのですが、
基本は15分60秒か早指しの1と2が良いでしょう。
30分は長すぎて非効率ですし、フィッシャールールは面白い持ち時間ですが
24にしかないルールなのであまりお勧めしません。
持ち時間についてはこちらの記事を参考にしていただければと思います。
早指し対局と長い対局で得られるもの
最後に
点数を上げる方法をいくつか紹介してきましたが、
最終的には普段どれだけ将棋の勉強をしているかが重要になってきます。
棋譜並べ、詰将棋、必至、次の一手、定跡研究。
これらの勉強で得たことを対局で生かせるようになってください。
将棋の勉強法について詳しく解説した記事があるのでぜひご参照ください。
以上、将棋倶楽部24で点数を上げる4つの方法でした。